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オーストラリアで鳥の行動を研究している鳥類学者は、猛禽類のいくつかの種が火事を広げてるところを発見した。

鳥類学者は、鳥がまだくすぶっていたり燃えている枝を、まだ炎で覆われていない領域に運んで広げてるところを見ました。

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トビ(Milvus migrans)、フエナキトビ(Haliastur sphenurus)、チャイロハヤブサ(Falco berigora)が、まだくすぶっていていたり燃えている枝を炎で覆われていない地域に運び、意図的に火事を起こすことで隠れている獲物を追い出すことができることに気付きました。

以前は、羽毛の「放火犯」が偶然に火を広げてしまったと信じられていましたが、地元の鳥類学者はこの発見から、それまでの仮定に反論しました。

研究者によると、彼らはこれからも猛禽類を監視し続けますが、オーストラリアの住民が猛禽類を災害の主犯と考えて、この機知に富んだ鳥を虐殺し始めるのではないかと、鳥たちの将来の運命を恐れています。

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一方、大陸を席巻した森林火災のためにヴィクトリア州からの人々の大規模な避難が始まり、メディアの報道によると(この記事が書かれた時点で)、17人と約5億と言われる数の動物や鳥は火事による熱に耐えることができずに犠牲となりました。

また少なくとも1,400の家屋や構造物が焼失し、18人の地元住民が行方不明です。

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カラスの頭がいいのは有名だが、猛禽類が火を使う事を覚えたとか驚きですね。

しかしこの話が広がり浸透すると、「カンガルーが増えたから殺せ」「コアラが多いから殺せ」「サメが増えすぎたから殺せ」「でもクジラは頭がいいんだよぉ~」と短絡思考な行動してきたオーストラリア人たちのことだから、本当に絶滅するまで猛禽類狩りの大虐殺を始めそうで怖い。