1

上記の写真は現実のもので、どうして1つのハンガーに約52億ドル(約5650億円)が詰め込まれているのでしょうか?
週末、ティンダル空軍基地(Tyndall Air Force Base)では、ハリケーン「アルベルト」がフロリダ州で大規模な災害を起こした場合に備えて準備を進めていて、そのハンガー内には実際には2種類の航空機があり、5機のジェット練習機であるT-38Aタロンと15機のF-22ラプターが詰め込まれていました。

2

このハンガーの価値を構成する数字を計算してみると、アメリカは187機のF-22ラプターを生産し、約670億ドルの生産と運用費の計画を出しているので、そこから計算するとおよそ51億5,000万ドルがここに詰め込まれていることになります。

3

他の5機のT-38Aタロンは1960年代以来存在しており、技術上の計算で3090万ドルを追加しました。

4

そのハンガー内には、私たちのエリート戦闘機の約8%が占めていることです。

5

ティンダル空軍基地にあるF-22は第325戦闘航空団に属し、T-38で訓練する第2戦闘機訓練中隊に属する第95戦闘飛行隊も含まれています。

6

F-22ラプターは練習で学ぶための安い飛行機ではありませんが、初心者のパイロットはT-38に乗り訓練することによってドッグファイトスキルを学びます。

7

映画のトップガンで悪者役として出てきたミグ戦闘機として登場した飛行機と思っている人もいるでしょう。

8

映画ではロシアのMig-28のように見えるF-5E / F「Tiger II」が使われましたが、T-38のデザインはF-5E / Fによく似ています。

9

10

T-38タロンは、F-15イーグルへの機種移行のためにパイロットを訓練するために使用されました。
そして今ではF-22とのドッグファイトの模擬戦でT-38を敵とみなして使用します。

11

ラプターは勝つことを学んでいますが、第2飛行隊のパイロットも空軍のベスト戦闘機の操縦士になる準備ができています。

12

USAFの最高の戦闘機。

13

ハンガーの通常の日

14

ここでは第2飛行隊の熟練したT-38パイロットに対するF-22パイロットのドッグファイトの模擬戦の例があります。

15

ティンダル空軍基地近くでF-22ラプターとT-38タロンは400ノット(約時速740キロ)で合流しましたが、数世代と50年の技術開発の隔たりを超えました。

17

空軍大佐の乗る1960年代のT-38タロンはフルアフターバーナーで、世界で最も先進的な戦闘機よりもほんの数秒早く最大のGでターンしました。

模擬戦は、初期のMiGでさえも搭載し発射できる2つの熱探知ミサイルのサイドワインダー(AA-10D)を想定したもので、これはF-22 / T-38のパイロットにとって典型的な練習ではなく、基本コース、またはBコースであり、F-22を飛ぶ学生にとって多くの貴重なレッスンをもたらすものでした。

18


価格にビックリだが、よくもまあこれだけギチギチにそんな高価なものを詰め込めるもんだなw

まあどんなに頑張ってもハリケーンの威力の前には敵う訳ないもんなぁ。

しかしF-22はドッグファイトをするような飛行機ではないって話を聞いたことあるが、今でもちゃんと映画のトップガンで見たようなドッグファイトの訓練ってしてることにも驚いた。

数世代前の骨董品のような練習機だが、乗る人が乗れば最新の戦闘機にも負けないような飛行ができるとか、そういう話にも興奮するなぁ。



ドッグファイトの科学[改訂版] 知られざる空中戦闘機動の秘密 (サイエンス・アイ新書)